■レイアウト別メリット

気に入ったシステムキッチンが見つかったら、今度はそのシステムキッチンを、どのように自宅のキッチンにレイアウトするかを決めましょう。

システムキッチンのレイアウトには様々な種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
各レイアウトの特徴やメリットを詳しくみていきましょう!

  • 「Ⅰ型」
    部屋のスペースを広々と使えます。コンパクトに収まって作業もしやすいです。
  • 「Ⅱ型」
    振り返る動作があるので、シンク・コンロの配置を工夫するとよいでしょう。
  • 「L型」
    振り返る動作もなく、作業しやすい人気のレイアウトです。
  • 「U型」
    スペースをとるので、広めのキッチンに向いています。その分、調理スペースにはゆとりがあります。
  • 「アイランド型」
    キッチンを囲むように作業ができ、家族とのコミュニケーションがとりやすいです。

その他、「窓に面して設置すると明るく風通しがよい」、「ダイニングなどに向かって対面キッチンにすると小さい子供に目が届きやすくて安心」など、壁面との接し方などによってもそれぞれ特徴やメリットがあります。それぞれのレイアウトを見比べて、一番理想的なレイアウトを選んでくださいね。

■パーツ選びについて

レイアウトと一緒に、シンクや収納といった各パーツも選んでいきます。

パーツ選びは、理想のシステムキッチンを作るための大切な工程の一つです。私が思うパーツ選びのポイントは、「使いやすい収納」「好みの色・デザイン」「予算に合った価格」で選ぶことです。

素材によって価格が大きく変わるパーツもあります。主なパーツの、素材別の価格について紹介していきますので、素材選びの参考にしていただけたらと思います。

  • ワークトップ(調理台)
    大理石人工大理石は、高価ですが高級感が出せます。ステンレス合成樹脂は、安価でお手ごろです。
  • キャビネット(収納棚・扉)
    天然木などは高価ですが、自然な木の風合いが楽しめます。ステンレスは、比較的安価でスタイリッシュし仕上がります。合成樹脂などは、安価で色やデザインの選択肢も広いのが魅力です。
  • コンロ
    IHヒーターは高価ですが、掃除がしやすく、防火対策などにもおすすめです。ガスコンロは、IHヒーターに比べて安価で、火力の調節が楽にできます。具体的な価格などは商品によって異なりますので、メーカーのカタログやショールームなどで確認してみてくださいね。

また、システムキッチンは、食器洗い乾燥機やオーブンレンジ、冷蔵冷凍庫、生ゴミ処理機といった便利なパーツを組み込むこともできます。レイアウトや各パーツを決める時には、「コンロ下にオーブンレンジを付けたい」「生ゴミ処理機を付けるといくらになるか知りたい」といった要望をまとめておくとよいでしょう。